40,000人以上の命を奪ったイラン南東部地震の発生から、約2年半が経った頃、地震の被害からの復興がほぼ成し遂げられ、被災者は、ほぼ地震前と同じ生活に戻っていました。と同時に、多くの被災者は、地震の辛い経験を忘れようとしていました。
しかし、今まで、一度の地震で、しかも脆弱な建物の倒壊による圧死という、同じような理由で、多くの人命を失ってきたイランにとって、この震災の経験を将来の防災のために活かすことは非常に重要だと考えられました。
そこで、SNS国際防災支援センターは、2006年11月〜2009年1月までの2年3ヶ月間、兵庫県、国際連合地域開発センター、及びケルマン州政府と共同で、イラン南東部地震の経験を活かし、イランの将来の防災のために、「地域に合った防災文化を構築するための支援活動」として、以下の事業を行ないました。
- 3校の学校耐震補強
- 防災教育ビデオ制作
- 防災セミナー開催
- 技術専門学校建築コースへの耐震技術教育用カリキュラム導入
これらの事業の結果、以下の成果を得ることができました。
- 学校を含めた建物の耐震補強知識(情報)の増加
- 子供達への地震に対して安全な教育環境の提供
- 若い建築エンジニアのための耐震技術の教育環境構築
- 人々の防災意識向上
これらの事業の結果を活かし、今後、継続して以下の事業を行ない、引き続き「地域に合った防災文化を構築するための支援活動」を行ないます。
- 防災教育ビデオを用いた人々の防災意識向上のための活動
- ローカルNPO設立による耐震建築普及、及び耐震技術を持った建築技術者増加のための活動
- 住宅財団(日本の都市再生機構のような政府組織で、住宅建設管理、住宅建設ための経済的支援、災害後の住宅復興などを行なっている。)と共同で、住宅建設が建築基準法に従って行なわれているかを管理するための建築スーパーバイザー育成活動
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